ノーロード型投資信託は利益が出やすい?メリットとデメリットについて解説!

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皆さんこんにちは。

当記事執筆時点(2021/4/10)では、日経平均株価が29,768円とバブル期以降高値で推移しています。

そんな中、プロが運用する投資信託の人気も高まっており、更なる市場拡大も見込まれています。

今回はこの投資信託の中から、ノーロード型投資信託(ノーロードファンド)について解説をいたします。

投資に関する記事は以下の記事もご参照ください。

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ノーロード投資信託は手数料が無料?高利益率の秘密とは?

ノーロード型投資信託(ノーロードファンド)とは?

ノーロード型投資信託はノーロードファンドとも呼ばれる、購入の際に手数料がかからない投資信託のことです(ロードとは、直訳すると投資信託の販売手数料のことです)。

通常、投資信託は販売会社に購入手数料を払う必要がありますが、ノーロード型投資信託の場合は手数料を支払う必要がありません。

つまり、ほとんどのネット証券で扱われている手数料が無料の投資信託は全てノーロード型です。

ただし、すべての手数料が無料というかというとそうではなく、運用会社に投資信託を運用してもらうために発生する信託報酬は投資信託を購入する際に発生するため、無料となるのは多くの場合購入手数料のみとなることに注意が必要です。

また、ノーロード投資信託の代表的なものは「インデックスファンド」があります。

インデックスファンドとは、「日経平均株価」や、「NYダウ」などの株価指数と同様の運用成績を目指す投資信託です。

インデックスファンドの多くは、ノーロード型投資信託のため、販売手数料が無料に設定されていることがほとんどです。

ノーロード型投資信託のメリット

ノーロード型投資信託は、通常の投資信託と比較すると大きなメリットが3つあります。

それは、

①購入手数料が無料となる

②ネット証券で手軽に購入できる

③リスクを回避できる

の3点です。

①購入手数料が無料となる

前述した通り、ノーロード型投資信託は購入手数料が無料となります。

通常の投資信託は、一般的に購入手数料、信託報酬、信託財産留保額の3つの手数料がかかります。

購入手数料は、販売会社に支払う手数料で投資信託を購入する際に一度だけかかる手数料です。

信託報酬は、運用会社に支払う手数料であり、投資信託を保有している間は払い続ける必要があります。

信託財産留保額は、解約したときに一度だけ払う手数料ですが、購入手数料と同様に、手数料無料の投資信託と有料の投資信託があります。

上記の3つの手数料のうち購入手数料が高額となることが多いため無料であれば、全体の手数料を安く抑え運用することが可能です。

購入手数料は最大で投資信託額の3%程度ですが、購入手数料は投資信託を運用するうえでのハンデキャップとなります。

それは、投資信託の運用損益をプラスにするには、購入手数料3%を上回らなければ利益を出せないからです。

②ネット証券で手軽に購入できる

投資信託は販売会社ごとに手数料体系が違いますので、ノーロード型投資信託を多く取り扱う販売会社とあまり取り扱わない販売会社があります。

中でも、国内大手ネット証券は、2019年から投資信託の購入手数料を無料化しており、大手ネット証券が取り扱っている投資信託は、ほとんどがノーロード投信となっています。

一方で、銀行や普通の証券会社は営業のノルマがあるため、必ずしも投資家にメリットのある商品を勧められるとは限らず、販売手数料の高い投資信託を無理やり契約される可能性もありますので注意が必要です。

③リスクを回避できる

ノーロード投資信託は、上記の通りインデックスファンドが多いため、リスクを抑えた運用が期待できます。

インデックスファンドとは、日経平均株価やNYダウ等のインデックス指数に連動して、市場の平均的な利益を獲得しようとする投資信託ですので、ローリスクローリターンの投資信託が大多数を占めています。

つまり、ノーロード投資信託は、インデックス指数を超えるような収益は期待しにくいものの、インデックス指数から大きく外れて落ち込むリスクも少ないことが特徴といえます。

ノーロード型投資信託のデメリットとは?

基本的に、ノーロード型投資信託にはデメリットがないと言えます。

投資家にとって販売手数料が無料であることは、メリットであってもデメリットになることがないからです。

では、ノーロード型投資信託だけを購入していればいいかと言うとそうとも言い切れません。

上記で投資信託にかかる3つの手数料について解説しましたが、ノーロード型投資信託で無料になるのは購入手数料だけですので、信託報酬が高い投資信託や信託財産留保額が高額となってしまうと、手数料が割高になる場合があるからです。

つまり、ノーロード型投資信託自体にはデメリットがないといえる一方、ノーロード型投資信託は他の手数料が高めに設定されていることもありますので、注意して確認する必要があります。

ノーロード型投資信託の代表例

代表的なノーロード投資信託はTOPIXやNYダウなどの指数に従った運用をするインデックスファンドです。

通常の投資信託にはインデックス指数に連動するインデックスファンドと、インデックス指数に連動せず、最大の利益を追求して運用するアクティブファンドがあります。

インデックスファンドとアクティブファンドの違いは運用成績とコストの違いです。

一般的にアクティブファンドはコストが高くなり、インデックスファンドはコストが低くなる傾向にあります。

つまり、インデックスファンドはもともと信託報酬が低く設定されているうえ、ノーロード型の投資信託が多いため、手数料総額を安く抑えて運用することができます。

また、投資信託の運用成績は手数料の低さが重要になることから、高い利回りを狙うのであれば、可能な限り手数料の低い投資信託を選ぶことが必要となります。

代表的なノーロード型のインデックスファンドには、「Funds-i」、「iFree」、「eMAXIS slimシリーズ」や「たわらノーロードシリーズ」が低コストのノーロード型投資信託として有名です。

他にもたくさんのノーロード型インデックスファンドがありますが、上記の投資信託は様々なネット証券で購入が可能な投資信託なので、購入する銘柄を検討する際には候補に入れるといいでしょう。

まとめ

ノーロード型投資信託は、ネット証券で手軽に購入しやすく、手数料が割安になる一方、必ずしも手数料総額が安くなるとは限りません。

購入手数料だけでなく、信託報酬等を確認して手数料総額が安い商品を見つけることが大切です。

また、近年、ノーロード型インデックスファンドは購入手数料以外の手数料も引き下げ競争が激化しており、信託報酬が引き下げられることが稀にありますので、証券会社のホームページを定期的に確認し、最も手数料総額が安い投資信託を購入するようにしましょう。

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